ベンチャー経営を研究した千葉商科大学大学院博士課程の恩師のご紹介で、大宮の聖学院大学でベンチャー企業論の講義を行うようになりました。(詳細は私の別のブログご参照: (n-sekimizu.com) )
そして私は日本のベンチャー企業を深く理解するために、日本初の起業家である渋沢栄一を歴史学の観点から研究しようと考えました。そのために慶応文学部(通信課程)に入学し、史学の勉強をして論文を書くこととしました。日吉キャンパス(下の写真)や三田キャンパスで久しぶりにスクーリングや科目試験を受けました。慶応の文学部はかなり広い領域の科目が設置されていて、ほとんど触れたことのないような新鮮な知識も併せて勉強することができました。また歴史学はいかに研究すべきかということを学ぶことができました。
当時はベンチャー企業の経営も行っていて、かなり多忙であったことから、慌てずに4年近くかけて卒業単位を取得し、卒論を仕上げました。卒論は、入学前にパリに行き、渋沢が宿泊したホテルや当時開催された万博の資料を収集していたことから、それらを利用して作成しました。卒論執筆にあたっては、文学部の井奥教授に指導して頂きました。
その論文は、後に修正を加え発表しました。(関連の私のエッセイ参照:日本初の起業家、渋沢栄一が渡欧で学んだこと – 関水信和 ベンチャー経営 (n-sekimizu.com) )